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茶 臼 岳

2019年(平成31年) 4月8日(月)



コース・タイム
 自宅(6:30) ⇒(東北道)⇒ 峠の茶屋駐車場(7:45-朝食)
  駐車場(8:20) → 中の茶屋跡(9:10) → 峰の茶屋(9:54-10:10) → 山頂(11:13-24) → 峰の茶屋(12:03-昼食-35) → 駐車場(13:15)
 駐車場(13:35) ⇒ 専慶寺(14:45-15:00) ⇒ 自宅(16:05)

同行者
 単独

 3月末から, 茶臼岳 に登ろうと,良い天気を待っていたのだが,なかなか良くならなかった。ところが,二日 前になって,それまで 「C-登山不適」 が,9時から15時までの間だけ, 「A-登山適」 に変わった。迷ったのだが,早出・早着なら登山可能だと判断して,登ることにした。
 自宅を6時半に出て, 東北道 を那須に向かった。空は厚い雲に覆われていたが, 北の方の空は明るくなってきた。


 那須IC で高速を降り,那須岳に向かった。正面に見える 那須連山 も上部は雲に覆われていた。


 那須ホテル前の展望台 に車を止めて, 茶臼岳 を望んだ。依然として山頂は雲の中だ。天気は回復するのだろうか。ちょっと心配になっ た。


 峠の茶屋駐車場 に着いた。曇り空だが風は弱い。ガスもかかっていない。天気はこれから良くなることに 期待して,茶臼岳に向かうことにした。


 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ  トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ ポリエステル の長袖シャツと,その上に ダクロン の長袖シャツを重ねた。頭には ニット帽 を被った。 冬用の ジャケット は必要ないと判断して持ってこなかったが,朝のうち寒かったので,車の中で着ていたナ イキのジャンパーを着た。 ウインドブレーカー はザックの中に持った。
 今日の靴は,夏用の TECNICA  6本刃の軽アイゼン は,駐車場を出たところで履いた。 ストック は2本をザックに取り付け ピッケル を持って出発した。

 まだ登山シーズンではないので,駐車場の車はまばらだ。


 登山口の鳥居 は半分ほどが埋もれている。


 鳥居の横を通り抜けて,正面の斜面を登り, 登山道 に出た。ここには,まだ,雪がたっぷりあった。


 樹林帯を抜けると,雪は殆ど無くなった。 茶臼岳の双耳峰 が望めた。


 右側には 朝日岳 が聳えている。朝日岳も,稜線には雪は無い。


 朝日岳と峰の茶屋の間には 剣ヶ峰 があり,朝日岳に登るにはここを越えるか巻かなければならない。剣ヶ峰の南面には 大きな雪渓 があり,遅くまで残る。この雪渓のトラバースには雪崩の危険があり,冬季には 剣ヶ峰を 越えて 旭岳に向かう。今はまだ雪渓は大きいが,トラバースするトレースがついている。昨年の 3月には,この雪渓をトラバースして朝日岳に登った。


 峰の茶屋に向かう道 には雪は殆ど残っていない。


 朝日岳 に陽が当たってきた。別名を 「那須穂高」 と言うように,その荒々しさは迫力がある。


 峰の茶屋 が近づいてきた。


 峰の茶屋の手前には 大きな雪渓 があり,遅くまで残る。この雪渓を登って,茶臼岳への登山道に出ることもできる。


 峰の茶屋で一休みし, 茶臼岳 に向かった。峰の茶屋はまだ冬季閉鎖中で,冬季入口だけが開放されていた。


 峰の茶屋から見える 登山道 には雪は見えない。


 高度が上がると,真っ白な 大倉山 が輝いているのが見えた。


 噴気孔 から立ち上る噴気は少ない。この噴気は,大部分が 地下水 が熱せられたものなので,地下水の少ない冬季は噴気は少ない。


 山頂直下の大雪渓 も小さくなった。今日は,出発時から6本爪のアイゼンを履いてきた。途中の雪の無いと ころでも我慢して履いてきた。この雪渓を登り切ったところでアイゼンを脱ぎ,その後はアイゼンを 履かなかった。アイゼンを履かずに駐車場まで降った。


 山頂の 鳥居と奥宮の祠


 山頂からの展望  (写真をクリックすると大きな写真が見られます。)


 山頂から,旧火口を一周して下山することにした。途中から,眼下に 峰の茶屋 が見えた。


 雪解け時には,火口の底に水が溜まり, 釜沼 を作る。少しだけ溜まった水が凍り付いている。


 峰の茶屋手前まで降ってきて, 山頂を振り返った。


 峰の茶屋で昼食を食べ 駐車場に向かって歩き出した。


 鳥居 まで降ってきた。降りは早い。急がなかったのだが,40分で降ってきた。
 今日履いてきた 夏用の登山靴 は,底の凹凸が少なく,雪への 食い込み が足りない。そのため,どうしても踏み込んだ足が流れてしまうことが多い。やはり,冬 用の靴にはかなわない。


 駐車場に着いた。車は減っていた。

 今日の天候は,好天を期待したのだが,雲が多く,思ったほどには良くならなかった。 だが,風は弱く,雨の心配がなかったのだから良しとしなければならない。
 登山者は少なく,静かな茶臼岳を満喫できた。今日出会った登山者は全部で6人だった。

 峠の茶屋駐車場 までの道路が開通するのは,原則4月1日だ。 ロープウエイが開業 するのは,年によって異なるが,3月18日前後で,この日以降はロープウエイ駅駐車場 まで車で入れる。それ以前に茶臼岳に登る場合には,は大丸の駐車場から歩かなければならない。
 昨年 は,3月16日にロープウエイが開業したので,3月18日にロープウエイ駅駐車場に車 を置き,朝日岳と茶臼岳に登った。 一昨年 も,3月20日にロープウエイ駅駐車場から茶臼岳に登った。
 奥日光 も同じ傾向だが, 年々雪は少なくなっている 。もったたくさんの雪に出会いたいのならば,もっと早い時期に,大丸の駐車場に車を置 き,そこから歩かなければならない。

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