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社 山

2019年(平成31年) 4月16日(火)



コース・タイム
 自宅(6:20) ⇒ 歌ヶ浜駐車場(7:00-朝食)
  駐車場(7:35) → 阿世潟(8:40) → 稜線(9:25) → 社山キレット(9:45-10:00) → 山頂(11:14-昼食-57) → 阿世潟峠(13:17) → 阿世潟(13:46) → 駐車場(14:55)
 歌ヶ浜駐車場(15:05) ⇒ 自宅(16:10) 

同行者
 単独

 今回の 社山 は,この冬 4回目 になる。天気予報も良いので,トレーニングを兼ねて登ってみることにした。4月10日 から11日にかけて, 最大積雪量27cm を記録した雪も,どのくらい残っているのかも見てみたかった。
 宇都宮市の徳次郎から 日光道路 に入ると,両側の 山桜 が満開になっていた。日光口PAの入口付近からは, 女峰山 が正面に見える。たっぷりと雪を乗せ,きれいな姿だ。


 いつもの通り,1時間も掛からず 歌ヶ浜駐車場 に着いた。早速カメラを持ちだし,対岸の 奥白根山 を撮影した。今日は,重いのを覚悟して EOS-50D を持ってきた。


 山頂付近をズームアップ 奥白根山 の左手前のピークが, 白根隠山 だ。


 眼を左に移動すると,今日の目的地 社山 が見えた。北側斜面には雪が残っているようだが,尾根の雪は期待できない。


 ズームアップすると 登山道 がよく見える。


 さらにズームアップすると, 登山道の様子 まで詳しく分かる。今からあそこを歩くのだと思うとワクワクする。


 駐車場 にはまだ陽が当たってこない。

 今日の服装は,ボトムは CWX に夏用の トレッキングパンツ  トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ ポリエステル の長袖シャツと,その上に ダクロン の長袖シャツを重ねた。頭には  夏用のハット を被った。冬用の ジャケット は必要ないと判断して持ってこなかったが,朝のうち寒かったので, ウインドブレーカー を着た。靴は,夏用の TECNICA で, 6本刃の軽アイゼン はザックの中に入れ, ストック 2本もザックに取り付け て出発した。



 中禅寺湖の 釣りが解禁 されたので,釣り人のものと思われる車が何台か停まっていた。


 イタリア大使館別荘記念公園 も,4月はじめから公開されている。


 イタリア大使館別荘記念公園の少し先で 大きな工事 が行われていた。近くにいた釣り人の話によると, 観光船用の桟橋 ができるのだという。たしかに,ここに観光船が着くようになれば,イタリア大使館別荘 記念公園に行くのは便利になる。しかし,もしここまで一般車が入ってくるようになるならば,それ には反対だ。


 湖畔道 も,日当たりの良いところには雪は残っていない。


 狸窪 を過ぎると雪の量は増えるのだが,雪解けは進んでいて,路面も地面が現れているところ が多い。


 阿世潟 まで1時間5分かかった。一般的な時間だ。少しだけ休憩して先に向かった。足下の雪も 殆ど解けている。


 左に折れて橋を渡り, 阿世潟峠 までジグザグに登っていく。


 登山道通りに歩くのがつまらなくなったので,橋を渡った所から, 左の尾根を真っ直ぐに登って 稜線に出ることにした。

 突然に, メスジカ が目の前に現れた。私は驚いたのだが,シカは悠然と私の前を横切り,少し離れたところ で,雪を掘り,雪の下のササを食べ始めた。
 奥日光では,冬でも里に降りず,山の中で冬を越す 「越冬鹿」 が増えている。



 今日は,この尾根 を登った。雪は殆ど無いが,地面は凍り付いている。6本爪のアイゼンを着けて登った。


 稜線の登山道に出た。登山道通りに阿世潟峠経由で登る場合より,5分ほど多くかかっ た。
 稜線に出ると,まず, 富士山 を探す。霞んではいるが,真っ白な富士山の姿を確認することができた。しかし写真には 肉眼で見えるほどには写らない。この写真は,画像処理ソフトでコントラストを上げている。

 少し進むと, 山頂 が見える。日当たりの良い南面の雪は,もう解けてしまった。


 私が勝手に名付けた 社山キレット 尾根に沿って,雪が線状に残っているのが面白い。


 少し登って振り返った。 中禅寺湖 が,空を写して 深い藍色 だ。


 山頂に向かう。
 途中で,下山する 若い男性 とすれ違った。今日,登山コースで出会った人はこの人一人だった。良い天気だったので, 登山者はもっと居ると思っていたのだが,やはり中途半端な時期なのだろう。


 山頂に近づくにしたがって 雪が深く なった。深いところでは膝上まである。


 雪の上を,足跡を外さないように歩く。今日は夏用のライトスパッツを持ってきたのだ が,着けずに歩いた。


 山頂に到着した。駐車場から 3時間40分 かかった。残雪期としては標準的なタイムだった。


 山頂から自宅に電話し,無事登頂を報告し,FBに写真をアップした。近くの岩に腰を下 ろし, 昼食 にした。風も無く暖かで,絶好の登山日和だ。


 山頂に45分ほど居て, 下山 を開始した。雪は柔らかくなり,雪の無い地面はぬかるんでおり,快適とは言いがたかっ た。
 しかし,降りは早く,山頂から阿世潟まで1時間50分で降りてきた。


 さらに,阿世潟から1時間10分で駐車場に戻って来た。
 駐車場には 大型バス が数台停まっていた。 イタリア大使館別荘記念公園 にでも行くのかなと思って見ていたのだが,湖畔から中禅寺湖や男体山を眺めただけで再 びバスに乗って出発していった。多くのバスは, 日本語以外の言葉を話す人たち が乗っていた。



 社山 がシルエットになった。湖面が キラキラ と輝いている。


 今日一日の好天を感謝しながら帰途についた。 社山 は,いつ来ても,何度来ても良い山だ。

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