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ア ヤ メ 平

2019年(令和元年) 5月 2日(木)



コース・タイム
 自宅(5:00) ⇒ 金精峠(6:10) ⇒ 戸倉駐車場(6:45-朝食)  戸倉(7:55) ⇒(シャトルバス)⇒ 鳩待峠(8:20)
  鳩待峠(8:25) → 横田代(11:00-昼食-40) → 鳩待峠(13:15)
 鳩待峠(13:30) ⇒(シャトルバス)⇒ 戸倉(13:55)  戸倉駐車場(14:10) ⇒ 金精峠(14:51) ⇒ 自宅(16:17)

同行者
 BAKUさん,HIBARIさん,ドラ吉さん,キレンジャクさん,ランさん

 例年,この時期に。BAKUさんたちと 残雪の尾瀬 を訪れている。 昨年 は,大清水から入って尾瀬沼ヒュッテに一泊し,翌日,往路を戻った。その前年の 2017年2015年 には,鳩待峠からアヤメ平を経由して尾瀬ヶ原に一泊し,翌日,原を縦断して鳩待峠に戻った。 2016年 には鳩待峠から日帰りで至仏山に登った。 2012年2010年には, 大清水から日帰りで尾瀬沼まで往復した。
 今年は,鳩待峠から,日帰りで アヤメ平 を往復することにした。
 今年も, 戸倉第一駐車場 に8:00集合と言うことになった。駐車場に着いてから朝食を食べるので,少し余裕を 見て5:00に自宅を出発した。群馬県との県境の 金精道路 は,4月25日の正午に冬季閉鎖が解除になったので,宇都宮に住むものとしては,ずい ぶんと楽になった。
 日光道路を走っていると,正面に 女峰山 が見える。雲は多いが,青空も見える。天気予報ではこれからよくなるという。


 細尾の交差点 に止まると,正面に 男体山 が見える。だが,山頂だけ雲に隠れている。


 いろは坂を登り, 明智トンネル の出口で見えるはずの 奥白根山 は,今日は雲に隠れていた。


 中禅寺湖 までやってくると,対岸に 社山 の姿が美しい。


 金精道路 を上ってきても,雪は少ない。日陰に僅かに残るだけだ。


 トンネルを抜け少し降ると 菅沼 だ。 奥白根山の登山口 には6台ほどの車が停まっていた。今の時期ならば,冬路の雪渓を登ることになる。雪の 質と量にもよるが,楽な登山ではない。連休が明けたら登りたいと思っている。


 菅沼 は,まだ凍っている。昨年通った時には,氷は解けていた。
 走行しながらの写真撮影なので,かなりぶれている。


 鎌田の交差点を右折し,尾瀬に向かう。 尾瀬橋 は斜張橋で,橋桁を吊るワイヤーが美しい幾何学模様を作る。


 交通量も予想したより多くは無く, 2時間掛からずに 戸倉第一駐車場 についた。早速,宇都宮のコンビニで買ってきた助六寿司を食べ,準備に取りかかった。
 今日の服装は, ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ  トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ に,アクリルの長袖シャツと, ダクロン の長袖シャツを重ねた。その上に薄い ウインドブレーカー を着た。冬用のジャケットは持って来なかった。
 今日の靴は,冬用の ZAMBELON PERMO GT ZA-980  今年は, 谷川岳 茶臼岳 も含めて,全て夏用の TECNICA を履いていたので,この靴はこの冬初めて履く。ザックの中に 6本刃の軽アイゼン を持ち, ストック を2本ザックに取り付けた。


 途中から 霧雨 が降っていたのだが,駐車場についても降ったり止んだりだった。ふと,西の空を見ると, が架かっていた。朝の虹は天気が崩れる報せとも言うから,歓迎はできない。


 まもなく BAKUさんたち も到着し,乗り合いタクシーで 鳩待峠 に向かった。鳩待峠の休憩所前には,大きな 雪の壁 ができていた。


 アヤメ平への登り口 は,休憩所の後ろだ。ステップの切ってある急な斜面を登って雪の上に出る。


 少し歩いて振り返ると, 至仏山 が見える。でも,上の方は吹雪いているらしく,空と山の境目が分からない。


 風が強いため,雲の動きが速く,天気の変化が激しい。鳩待峠から2時間半ほどで, 横田代 に着いた。
 横田代は,傾斜のある細長い湿原で,両端の標高差は50mほどある。


 青空も見えるのだが,日の陰る時間は長い。天気予報では,昼頃から風も弱くなり,晴 れ間が多くなるはずだったのだが, 天気の回復は遅れている ようだ。


 少し登ると 燧ヶ岳 の姿がやや大きくなった。


 積雪期だけ登山が容認されているという 景鶴山


 陽は射して居るのだが, 黒い雲 が増えてきた。風も,依然として強い。


 至仏山 にも陽が当たり始め,山と空の境目が見えてきた。


 正面中央の,雲の被っている頂きが 平ヶ岳 だ。積雪期にも登る人がいるという。


 天気の回復も進まず,雪質も悪くなってきたので,今日の山行はここまでとした。風当 たりの弱そうな所を選んで腰を下ろし, 昼食 にした。
 たっぷり休憩してから,下山に掛かった。
 芸術的な ダケカンバ を見つけた。これはすごい。どんな力が加わればこんな風になるのか。


 降りは早い。だが, 砂浜のランニング のように,足が疲れる。


 ブナの実 がたくさん落ちていた。


 ブナの実


 鳩待峠 まで降ってきた。


 天気は不安定だったが,楽しく歩いてこられた。予定していた アヤメ平 までは行けなかったが,大成功だった。お互いに歳をとり,無理ができない体になったが, 無理さえしなければまだまだ山歩きは続けられる。
 来年の再会を約束して解散した。
 途中での渋滞は無かったが, いろは坂 のろのろ運転 の大型バスに追いついてしまい,我慢を強いられた。大型バスも,地元の 路線バス は,途中で道を譲ってくれるのだが,観光バスは絶対に道を譲らない。彼らには彼らの理 屈があるのだろうが,なんとも我慢できない場合もある。運転に専念していて遅いのならば仕方ない のだが,乗客に車窓の観光をさせるためにことさら徐行しているように見える場合もあり,これは許 せない。

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