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茶 臼 岳

2020年(令和2年) 9月 9日(水)



コース・タイム
9月9日(水)
 自宅発(6:40) ⇒(東北道)⇒ ロープウエイ駐車場着(8:05-朝食)  山麓駅(8:30) ⇒(ロープウエイ)⇒ 山頂駅(8:35)
  山頂駅(8:35) → 山頂分岐(8:50) → 牛ヶ首(9:47-53) → 峰の茶屋(10:37) → 峠の茶屋駐車場(11:31-昼食-51) → ロープウエイ駐車場(12:03)
 駐車場発(12:16) ⇒ 塩原光雲荘(13:34)
9月10日(木)
 光雲荘(9:14) ⇒ 道の駅やいた(9:50-10:10) ⇒ 自宅(11:14)

同行者
 妻 

 栃木県では,コロナ禍の経済支援策として, 「一家族一旅行キャンペーン」 を実施しており,最高一人5000円の割引になる。しばらく,温泉にも出かけていなか ったので,これを利用して出かけることにした。今までは, ビッフェタイプ の宿に泊まることが多かったのだが,今はその気になれない。旅館は,それぞれに感染対 策をして宿泊者を受け入れているのだろうが,不安は抜けない。そこで,今回は,ビュッフェタイプ では無く, 個別に配膳してくれる宿 を探した。そして,以前から何度も泊まっている,塩原の 光雲荘 に決めて予約を取った。このキャンペーンは,必ず 旅行業者 を通さなければならないところは面倒だが,会員登録してあった JTB で予約を取った。宿泊客数を絞っているらしいのだが,平日だったので,予約を取ること ができた。
 せっかく出かけるのだから, 山歩き をした後に泊まりたい。そこで天気が良ければ,那須の 茶臼岳 に登ることにした。天気予報ではなんとか半日は持ちそうなので, ロープウエイ を使って登り,頂上へは行かず 峰の茶屋 をまわって,下山することにした。
 宇都宮市の自宅を6時40分に出て,東北道を通って,ロープウエイ駐車場まで約1時 間半で着いた。通常通りだ。ロープウエイの始発は 8時30分 なので,コンビニで買ってきた 助六寿司 を食べ朝食にした。身支度をして,駅に向かった。始発に乗ることができた。


 乗客は私たちを含めて 7人 この人数なら密にはならない。ロープウエイからは, 朝日岳 がよく見えた。天気が崩れなければ,朝日岳に登っても良かったのだが。


 ロープウエイを 山頂駅 で降り,歩き始めた。今日は 発雷予報 も出ているので,無理をせず,山頂には行かないことにした。


 ヤマハハコ は花が終わった後も, 花びら (正しくは花びらでは無く総苞片)は残り,何時までもきれいだ。


 エゾリンドウ がきれいに咲いていた。エゾリンドウは しっかりした茎が直立 し,茎頂だけでなく,数段に花をつける。


 山頂 方向と 牛ヶ首 方向との分岐点に着いた。今日は,左方向の牛ヶ首に向かう。


 オヤマリンドウ  オヤマリンドウは,エゾリンドウに比べ, 茎がやや細く,茎頂 にだけ花が付く。


 シラタマノキ  花期は7〜8月で,葉から花茎を伸ばし5mm程度の 釣鐘型の花を1〜6個つける。花は実ほどには目立たない。9月頃,がくが肥大して果実 を覆い,直径6mmほどの 白い玉状 になることから シラタマノキ の和名がある。これを潰すと サリチル酸 の臭いがする。


 ガンコウラン  雄花は赤紫色,雌花は濃紫色。 花期は早く 雪渓の雪解け直後のため,夏山シーズンには,6〜10mmの 黒い液果 になっている。 実は甘酸っぱい。


 山頂の 溶岩ドーム を見上げた。


 ガスの向こうに 南月山


 牛ヶ首 が見えた。牛ヶ首まで少し登らなければならない。


 赤い実は コケモモ の実 コケモモの花期は6〜8月で,白〜紅色の6mm前後の花を,3〜8個下向きにつけ る。花びらは釣り鐘型で先が4つに咲ける。
 夏の終わりには直径5〜7mmほどの 赤い実(液果) ができる。甘酸っぱい味で食べられる。 かつては焼酎に漬けて コケモモ酒 を作ったという。


 ホツツジ  枝先に直立する花序を出し,赤味を帯びた白い花を多数つける。花冠は3裂し直径10 〜15mm。 裂片は反り返る。 雌しべは花の外へ真っ直ぐに突き出る  雌しべが象の鼻のように 反り返る のは ミヤマホツツジ


 牛ヶ首から山頂 を望む 噴気とガス(霧)の区別がつきにくい


 山腹を巻いて 峰の茶屋 へ向かう


 オンタデ 


 ウラジロタデ  葉の裏に白い毛が密生し,白く見える。


 峰の茶屋  今日は予想以上に登山者が多い。これから 朝日岳 に向かう人もたくさんいたが,午後には雷も予報されているので心配だ。


 峰の茶屋 を通過して下山路を進んだ。


 雲は厚くなってきたが,雨に降られずに 登山口 まで降りてきた


 ここまで,昼食を食べずに歩いてきたが,ここまで来れば安心なので, 駐車場のベンチ に腰を下ろしおむすびを食べた。持ってきた湯で コーヒー を入れた。 朝日岳 も中腹から上はガスに被われた


 ロープウエイ駐車場 まで降りてきた。 4.3km 3時間半 でまわってきたことになる。


 駐車場を後にして 塩原温泉 に向かった。1時間もかからずに宿に着いたのだが,チェックインタイムは 14:00  時間調整のために 尾頭トンネル を抜け 上三依 までドライブしてきた。
 光雲荘 では,入口で 体温測定 を済ませて入館。感染対策がしっかりと取られていた。


 部屋に入り,一休みしてから温泉に入った。露天風呂に入っていたら,強い 夕立 が降った。雷も鳴っていたから,早めに山を下りてきて正解だった。

 夕食は6時から。8人ほど入れる 個室 に2人が入り,スタッフが料理をサービスしてくれた。


 光雲荘名物の 「焼き石樽」  真っ赤に焼けた石を樽の中に入れその熱で料理をするものだ。味はいずれにしても,な かなか 見応えが ある。


 今日のメニュー



 夕方から夜半にかけて雨が降り,雷も鳴っていたが, 朝方には上がった 山には霧がかかっていた。


 朝食も ごちそうだった。ちょっと食べ過ぎて,この日は 昼食抜き。



 朝食後,一休みして宿を後にした。途中, 道の駅やいた に寄って野菜を買って帰宅した。

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