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戦場ヶ原・小田代原

2020年(令和2年) 11月25日(水)



コース・タイム
自宅発(8:55) ⇒ 三本松駐車場(10:10)
 三本松(10:20) → 北戦場入り口(10:47) → 泉門池(11:17-28) → 小田代原北分岐(11:51) → 小田代原休憩所(12:15-昼食-56) → 遊歩道入り口(13:06) → 赤沼(13:53) → 三本松(14:10)
 三本松駐車場(14:20) ⇒ 休暇村日光湯元(14:40)
(翌日)
 休暇村日光湯元(9:00) ⇒ 半月道路第一展望台(9:26) ⇒ 第二展望台(9:36) ⇒ 歌ヶ浜駐車場(9:52) ⇒ 宇都宮ロマンチック村(10:48-11:04) ⇒ 自宅(12:00)

同行者
 妻

 日光湯元 休暇村日光湯元 に宿が取れたので,宿に入る前に 戦場ヶ原 を歩くことにした。天気予報が良かったので, 9月19日に通行止めが解除になった 中禅寺湖北岸 を歩いて, 西ノ湖 まで行こうと思っていたのだが, 当日が近づくにしたがって天気予報が悪くなってきた。 そこで, 西ノ湖 を中止して 戦場ヶ原 を歩くことにした。しかし,戦場ヶ原を縦断する木道は,昨年10月の台風による被害の ため 通行止め が続いている。そのため,いつもの 赤沼駐車場 に車を置いて,戦場ヶ原から小田代原をまわるコースは歩くことができない。
 今日は, 三本松駐車場 に車を置いて,国道を歩いて光徳入口から 北戦場ヶ原 を通り, 泉門池 に行くことにした。 泉門池から 小田代原 をまわって赤沼に戻り,国道を歩いて三本松駐車場に戻る。
 今日はいつもよりゆっくりと自宅を出た。日光道路を走っていると,まもなく,曇り空 からは 小雨 が落ち始め, 車のフロントグラスを濡らし始めた。小雨は, いろは坂 を昇り始めると になった。明智平付近では,霧はかなり濃くなった。 「いろは坂が霧のときは,奥日光は晴れ」 というジンクスがあるのだが,今日は好天はだめかなと思いながら, 明智第二トンネル を抜けると,霧は晴れていた。更に, 中禅寺湖畔 まで来ると,青空も見えてきた。


 三本松駐車場 に着いた。シーズンオフなので,さすがに車は少ない。隣の車からは,三脚に,大きなレ ンズの付いたカメラを取り付けた夫婦が降りてきた。バードウオッチングに行くらしい。
 私たちも久しぶりに 山靴 を履き,準備を整えて歩き出した。気温は低いが風がないので寒くはない。


 ズミ の実が皺が寄ったままで枝に付いていた。今年は実がたくさん付いたらしい。


 陽は射してきた が,山の中腹から上は雲の中だ。


 北戦場ヶ原入り口


 北戦場ヶ原


 男体山 も,見えるのは裾野だけだ。


 湯滝への道 は途中で通行が止められている。その通行止めのところで左に折れて木道の坂道を下ると 小田代橋 だ。


 泉門池 で休憩。一人歩きの女性に出会った。


 新しく, 小滝まで繋がる道 ができた。今後はこの道がメインになるのだろう。


 戦場ヶ原に向かう道には 通行止め の表示がしてある。ここから通称 「ワタスゲデッキ」 までは通行できるが,その先は行けないので,また戻ることになる。私たちは,ここを右 に分かれて 小田代原 に向かった。


 この 樹林帯 は静かで気分が良く歩ける。小田代原に向かって歩いていると, 雨が降ってきた 強い雨ではなかったのだが,持ってきていた 折りたたみ傘 をさした。


 この赤い実は マイヅルソウ の実


 これはキノコの一種  ツチグリ


 小田代原の入口には鹿よけの ゲート がある。ここには昨年9月に来たときには 回転ドア があった。


 小田代原北分岐


 ホザキシモツケ の果実


 小田代原の貴婦人


 「小田代原展望台」 と言われる場所だが,特別に「台」にはなっているわけではない。ここで昼食にしようと したのだが,再び小雨が降ってきたので,屋根のある休憩所に移動した。


 昼食が終わって歩き出そうとしたところに, 赤沼行きのバス がやってきた。この地区を走る低公害バスは, 「わたすげ」「のあざみ」「しらかば」 の3台だが,この中で最も古い車体がこの 「しらかば」 で, 平成10年から走っている。老朽化したので 今月末で引退 するという。来年からは新しい 中国製造のEVバス が登場する。 私たちは,バスに乗らず,歩いて赤沼に向かうことにした。



 車道の脇に マユミの果皮 がきれいに残っていた。


 樹林帯を歩いて 太鼓橋 までやってきた。この橋の正しい名前は 「湯川赤沼橋」


 赤沼 まで戻って来た。 赤沼茶屋 の背後には,山頂を雲で隠した 男体山 が見える。 ここから国道を歩いて 三本松駐車場 に向かった。


 この赤い実は ノイバラ の実


 シラカンバ ダケカンバ の棲み分け高度は 約1500m ということで,戦場ヶ原では,両者が見られる。葉を見れば区別できるのだが,この状態 では正確な判別は難しい。樹形から判断すると,シラカンバだろう。


 この マユミ には, オレンジ色の種子 が残っている。


 赤沼から20分弱で 三本松駐車場 に着いた。国道歩きは単調で辛い。



 三本松駐車場で身支度を解き,湯元温泉の 「休暇村日光湯元」 に向かった。
 この宿の食事は,ビッフェ形式が多いのだが,今回は 会席膳 が選べると言うのでこの宿を選んだ。ただし, サラダバー ドリンクバー はビュッフェ形式だ。


 部屋の暖房が効きすぎて暑かったので,スチーム暖房のバルブを閉じて寝た。これでち ょうど良かった。
 翌朝は,湯ノ湖の対岸から 朝日 が昇った。


 朝食は密を避け, 「テイクアウト」 を選択し,部屋に持ち帰って食べた。


 朝食後,部屋でゆっくりし,9時に宿を出た。今日は天気も良く,このまま帰るのは勿 体ないので,明日正午で 冬季閉鎖 に入る 「半月山道路」 を展望台まで登って見ることにした。
 第一展望台 から 男体山 を見た。薄雲はあるが良い天気だ。


 帰路,宇都宮の 道の駅ロマンチック村 に寄って野菜などを買って帰った。
 昨日も,小雨には遭ったが,久しぶりに奥日光を歩くことができて満足だった。
 安心して温泉に泊まれる時間が早く訪れて欲しい。そのためにも, 自分がやるべきことはきちんとやらなければならない。
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