このところ,冬型の気圧配置が続き,日光連山には雪が積もり,宇都宮も寒かった。と
ころが,この日(2月26日)冬型の気圧配置が緩み,寒さも緩んだ。今日は,近くの
古賀志山
に登ることにした。今年は,コロナ禍もあり,
登り初め
は実行できないでおり,今日が,今年の登り初めになった。
山登りは,昨年
9月20日
の
社山
以来,ほぼ
5ヶ月ぶり
だ。社山も,足腰が弱っていて,山頂まで行けず,山頂の手前で引き返してきた。その後
は,外出しない日が多くなり,足腰は,ますます弱くなっていった。これではだめだとは思って,50
分ほどの散歩をしているのだが,それもサボりがちだ。
最近は,古賀志山にはご無沙汰している。記録によると,前回登ったのは2019年12月だ
った。
古賀志山
の
赤川ダム駐車場
に向かう道から,雪をたっぷりと被った
男体山
が見えた。車を路肩に停め,写真を撮った。

いつも通り,30分弱で
赤川ダム駐車場
に着いた。今日は好天の土曜日,たくさんの車が停まっていた。駐車場の端の方に空きを
見つけ車を停め,身支度を調えた。
今日の服装は,ボトムが
CWX
に冬用のトレッキングパンツ。トップは,
ファイントラックの
フラッドスキンメッシュシャツ
に同じファイントラックの
ドラウトタフアルパインロング
を着て,モンベルの
クリマブロックロッシュジャケット
を着た。ウインドブレーカーとライトダウンのジャケットをザックに中に入れた。

ダムサイトの上から
古賀志山
を眺めた。今日は風もなく良い天気だ。ダム湖も満水だ。

旧釣り堀
の脇で,赤川に架かった橋を渡る。今まで,橋の手前を右に入る舗装道があり,川に沿っ
て進んでいって少し先で赤川を橋で渡って
北登山道
が始まった。ところが,数年前に
この橋
が洪水で壊され通れなくなっていた。しばらくぶりに来てみると,釣り堀脇の橋を渡って
から,川に沿って
新しい林道
ができていた。
橋の向こう側のたもとには,この斜面を登って
東尾根の東端
に着く道があって,良く利用させてもらっていたのだが,林道を作るために斜面を切り取
ったので,
登り口
がなくなっていた。よく見ると,切り取った崖の左端に,登れそうな岩があり,足跡も認
められたので,そこを登ることにした。少し登ると元々の登山道に出た。このルートは急斜面で,以
前にも,簡単には登れなかったが,足腰が弱った今では,特に厳しかった。まだまだ先もあることだ
から,休みながらゆっくりと登った。

東尾根の東端には数本の
マンサク
の木がある。望遠レンズを向けると,もうじき開くだろうと思われる蕾が写った。

最低鞍部
を過ぎ,緩やかに登っていく。

尾根を登っていくと,
岩混じり
になる。苦しいが楽しい。

大きな岩の下に着いた。
クサリ
が設置されているが,今までの私は,クサリを使わずに,岩に手ががり,足ががりを見つ
けて登っていった。そのつもりで,クサリを使わずに登り始めたのだが,途中で,手掛かりが見つか
らなくなってしまった。
岩の様相
が変わっていた。無理をせず,クサリに助けを求めた。

2カ所のクサリ場を登って,
東稜見晴らし
に着いた。

遠方は霞んでいてよく見えない。
筑波山
がかすかに見える。ここからは北方の見晴は良くない。

山頂
を過ぎ,主稜線を少し進むと,
北方の見晴が良い岩稜
がある。幾度かここで昼食を食べたことがあり,今日もここで昼食にしようと思っていた
のだが,先客がいて動こうとしない。しかたないので,写真だけ撮って戻った。
男体山と大真名子山,小真名子山,女峰山
男体山の左には真っ白な
奥白根山
が見える。
(写真をクリックすると大きな写真が見られます。)

大真名子山,小真名子山,女峰山

連山の右端には
那須岳
も見えた。ここから那須岳が見えることは少ない。

山頂
に戻って昼食にした。

今日は
好天の土曜日
。登山者は多い。この時ここにいた人は約20人ほど。

山頂から,
富士見峠
経由で下山することにした。登ってくるたくさんの人とすれ違った。

これは
フユイチゴ

北登山道を下って,
新しい林道
に出た。幅の広い,しっかりした道路だ。

新しい林道を歩いて,
登山口
に戻った。

駐車場
に戻って来た。相変わらず賑わっていた。

久しぶりの山歩き。
覚悟はしていたが,大変だった。特に痛みは出なかったが,
筋肉疲労
が激しく,足に力が入らなくなった。踏ん張りが効かないので,バランスがとりにくい。
少しの突起に躓く。こんな常態では,危険な登山道は歩けない。
岩場の通過も大変だった。
筋力低下
は足だけでなく,腕や指にも及んでいて,しっかりした手掛かりならば体重をかけられる
が,僅かな手掛かりの場合,力をかけられない。
多少のトレーニングではもとには戻らないだろうから,少しずつ行動の範囲を狭めてい
かなければならないのだろう。寂しいが,しかたない。
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