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アカヤシオ 赤八汐躑躅 ツツジ科 ツツジ属 |
東北南部から関東,中部地方に分布し,山地上部の岩の多い斜面,尾根などに生育する,
高さ2〜6mほどになる落葉低木。 枝はよく分枝し,無毛。葉は5枚輪生状につき,長さ15〜30mmの広楕円形。 花は,葉より先に,枝の先の花芽に1〜2個下向きにつき,花柄は長い毛を散生する。 花冠は濃桃色で,広く開き径約5cm,深く5裂し,さらにその裂片の先が浅く2裂する。雄しべは10 本あり,うち上側のものは花糸が短い。 自生のアカヤシオに初めてあったのは,古賀志山だ。枯れた木の枝に,数個の,サクラ 紙で作ったような花が,作為的とも思われる形でついていた。これがアカヤシオの自然な姿なのだと 納得がいったのはしばらく後のことだ。 2010.05.22 日光湯元 2007.05.12 中禅寺湖北岸遊歩道 2005.05.08 中禅寺湖北岸遊歩道 |