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アケボノソウ 曙草 リンドウ科 センブリ属 |
ほぼ全国に分布し,山地のやや湿った草地に生育する。丈は60〜90cm。花は直径
15〜20mmで白い花びらは大きく5裂する。 裂片の先の斑点を,明け方の星空に見立て,曙草の名前がついた。 私がこの花を知ったのは, 日光パークボランティア で,開花調査をしたときだ。この開花調査は,シカの食害などで,影響を受けた戦場ヶ原 の植物が,鹿よけネットによってどのように数を増やしていくかを 調べるために行っている。 特にこの調査は, 「特定種開花調査」 と言って,予め決められた植物について,戦場ヶ原の木道を歩きながらその花の数を数え るものだ。 アケボノソウ では,木道から5mの範囲で花の咲いている茎の本数を数える。 最も花の多いとみられる時期をえらんで,1ヶ月毎に2回計測し,その多い方をその年 の開花本数とする。毎年,同じ基準で計測し,経年変化を調べるのだ。 2009,08,23 戦場ヶ原 2009,09,05 戦場ヶ原 2015,08,17 戦場ヶ原 |