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アキノキリンソウ
秋ノ麒麟草
キク科 アキノキリンソウ属

 本州から九州に分布し,平地から亜高山帯までの草地に見られる多年草。丈は30〜 80cm。茎の上部に穂状に黄色い花がつく。
 花期は8〜11月で,花は,多数の筒状花と6枚以内の舌状花からなる。花の大きさは 12〜14mm
 葉の形は卵状楕円形で,縁にギザギザがあり,葉柄にはひれがある。上部の葉ほど小形 で,互生する。根生葉があるが,開花時期には枯れている。
 本種の高山性の種が ミヤマアキノキリンソウ (コガネギク)で,頭花の数が少ないが,一つ一つの花は大きい。
 ベンケイソウ科の キリンソウ に似ていて,秋に咲くからこの名前になったというが,私が見た限り,あまり似ていない。
 別名を アワダチソウ と言うが,これは花の集まりを酒が発酵するときの泡の盛り上がりに見立てたもの。帰化 植物の セイダカアワダチソウ と同じ仲間


 2009.09.05 戦場ヶ原


 2007.09.09 浅間山


 2003.09.14 戦場ヶ原


 2007.08.06 北横岳