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チシマフウロ
 千島風露
フウロソウ科 フウロソウ属

 東北以北の本州と北海道に分布し,亜高山帯〜高山帯の日当たりの良い草地や砂礫地に 生育する多年草。
 茎の高さは20〜50cm。葉の形は掌状に深く5〜7つに裂ける。根生し,茎葉は互生 する。
 花期は6〜8月で,直径3cmほどの淡赤紫色の花を,茎の先に集散状に10数個つける。 花は5弁花で,花弁の基部やがく片に長い白毛がある。
 グンナイフウロ の亜種にあたり, タカネグンナイフウロ エゾグンナイフウロ に極めて近い仲間。タカネグンナイフウロの茎や葉柄には長い毛があるが,本種にはない。 特に色が薄い種を トカチフウロ ,白花を, シロバナチシマフウロ として区別する。


 2010.06.28 利尻島


 2010.06.30 礼文島