チシマキキョウ

チシマキキョウ
千島桔梗
キキョウ科　ホタルブクロ属

　中部地方以北の本州と北海道に分布する多年草。高山の岩場や砂礫地，風衝地に生育し，丈は５～１５cm。
　茎の先に１個の花を横向きにつける。花は長さ約４ｃｍの釣鐘形で先が５つに裂ける。花の色は，青から紫まで変異が見られる。特に，シロバナのものは シロバナチシマキキョウ と呼ばれる。八ヶ岳で見られるものは，花が完全に開かないものが多い。
　葉は，倒披針形で根生。
　イワギキョウとよく似ているが，チシマキキョウは，花弁の縁や内側に白い毛があるので，イワギキョウとは区別できる。
　マット状に広がり，一面に鮮やかな紫色の花をつける。高山植物の中でも人気の高い種。