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エゾスズラン
蝦夷鈴蘭
ラン科 カキラン属

 北海道,本州,四国,九州に分布し,低地〜亜高山帯の林内や林縁に生育する。
 茎は直立し,高さは30〜60cmになり,全体に褐色の短い縮毛が生える。
 葉は5〜7個が互生し,楕円状卵形で長さ7〜12cm,幅2〜4cm。先端は鋭くとがり, 基部は茎を抱く。葉に縦ひだがあり,細毛があるためザラつき感がある。
 花期は7〜8月。茎の上部に20〜30個の緑白色の花を総状花序につけ,下方から開 花していく。
 苞は葉質で,長さは花と同長か少し短い。がく片は長さ9〜12mmの狭長卵形で,先端 は鈍頭。側花弁はがく片より短い卵形。
 唇弁は卵状披針形で,花弁と同長で緑白色。唇弁の前部は 3角形,唇弁の後部は袋状に なり,内面は暗褐色。
 別名を アオスズラン ともいう。


 2014.07.27 戦場ヶ原