フジアザミ

フジアザミ
富士薊
キク科　アザミ属

　本州中部地方に分布し，亜高山の砂礫地に生育する多年草。茎の高さ６０～１００cmで，花は，長い花茎の先に下向きにつく。
　花の大きさは６～１０cmで，日本産の アザミ の中では最も大きい。総苞片は反り返る。
　葉は根生で，狭長だ円で羽状に切れ込む。茎葉もあるが，小さい。
　富士山周辺に多いことからこの名前があるが，他の地域にも生える。他の草が生えないような砂礫地や，ガレ地，林道脇の崩落地などでしっかりと根を張って生きている。
　２００７年に富士山に登ったとき，下山してきた御殿場登山口の近くで，見つけた。