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ガンコウラン 岩高蘭 ガンコウラン科 ガンコウラン属 |
中部以北の本州と北海道に分布し,高山の
ハイマツ
の林縁や乾燥化が進んできた湿地,
雪田周辺の砂礫地
にマット状に生育する。ほふく性の常緑小低木。雌雄異株で雌株の数は少ない。
雄花は赤紫色,雌花は濃紫色。花期は早く,雪渓の雪解け直後のため,夏山シーズンに は,6〜10mmの黒い液果になっている。 実は甘酸っぱい。 葉は線形で,密に互生する。葉の側面は裏側に巻き込んでいる。 私は, ガンコウラン の実はよく知っていたが,花を見たことはなかった。それもそのはず,花期はは非常に短 く,雪解け直後の一瞬だ。 2009年の5月末,キクさんに案内されて, ガンコウラン の花を見るために 茶臼岳 に登った。峰の茶屋の少し手前で,大きな雪渓を横切るのだが,その雪渓の縁でガンコウ ランの花を見つけた。 2009.05.23 茶臼岳 2009.05.30 男体山 2009.07.24 雲の平 2007.09.09 浅間山 2011.06.19 那須岳 |