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ハクサンイチゲ
白山一華
キンポウゲ科 イチリンソウ属

 本州(東北〜中部)に分布し,高山帯の湿った草地に生育する多年草。丈は20〜50cm。
 花期は6〜8月で,白い花を散形状に2〜6個つけ,花の大きさは20〜25mm。花び らのように見えるのはがくで,白いがく片は5〜7枚と一定しない。中心の黄色い雄しべや,緑色の 雌しべとの組み合わせが鮮やかだ。
 葉は3出複葉で,根生。茎葉は4枚が輪生する。 
 ハクサン は発見地の白山, イチゲ は一華で,花が1つ咲くということで, イチリンソウ属 に良く付けられる名前だ。しかし,ハクサンイチゲでは,花が1つしか付かないのはむし ろ少なく,2〜3個の花が付くことが多い。
 本州中部以北に広く分布し,特に日本海側の多雪地帯では大群落を作る。北海道には変 種の エゾノハクサンイチゲ が分布する。
 日本固有種


 2018.06.13  八ヶ岳 硫黄岳 朝露の中


 2016.06.18  八ヶ岳 硫黄岳




 2009.08.19  月山




 2009.07.22  北ノ股岳


 2007.07.24  白馬岳




 2006.08.02  白馬岳


 2003.07.06  平標山