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ハンゴンソウ 反魂草 キク科 キオン属 |
中部以北の本州と北海道に分布し,山地の草原や林縁に生育する多年草。丈が1〜2m
になる大型の草で,茎の先にたくさんの黄色い花をつける。 葉は,羽状に深く3〜7裂し,長さは10〜20cm。 キオン に似るが, 葉の形が違うので区別できる。 茎は太く単一で,赤褐色を帯びるものもある。 花期は7〜9月で,花の色は黄色。散房状に,茎の先で小枝を分け,その先につく。 花は,2cmほどの大きさで,多数の筒状花の周囲に5〜7個の舌状花が取り囲む。 大型の草で,たくさんの黄色い花を茎の先にてけて咲く。林縁でも草原でも抜きん出て 高い姿なのでよく目立つ。花はキオンにているが,より密につく。 有害外来植物の オオハンゴンソウ は,葉の形が ハンゴンソウ に似ているのでその名前があるが,オオハンゴンソウは,1つ1つの花が大きいので見分 けることは容易だ。 「反魂」 とは,死者の魂を呼び戻すこと。葉の垂れ下がり方が,幽霊の手に似ているという。 2010.09.11 日光湯元 2011.08.28 戦場ヶ原 |