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ハッポウワレモコウ
 八方吾亦紅
バラ科 ワレモコウ属

 八方尾根の礫地などに,やや稀に生える,高さ60〜100cmの多年草。八方尾根に多 いことからこの名前が付いた。
 カライトソウ ワレモコウ の交雑種と考えられる。
 葉は奇数羽状複葉で小葉の数は5〜13枚で,長さは4〜6cm。長い葉柄があり,そ の基部に托用が付く。
 花期は7〜9月で,花序は長さ3〜5cm。小さな花が密集し,咲き方は上から下に向 かって咲いていく。花びらはなく,4個のがく片が暗赤褐色で,花びらのように見える。
 花穂が短く,直立している点はワレモコウに似るが,雄しべが長く,がく片より突出し ている点はカライトソウの特徴に近い。


 2013.08.19 八方尾根