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ハウチワカエデ
羽団扇楓
カエデ科 カエデ属

 北海道および本州に分布し,低山帯から亜高山帯下部の山地の谷間などに生育する落葉 高木で,樹高は5〜15m
 葉は対生し,葉身は長さ45〜90mm,幅55〜110mm,掌状に9〜11浅裂または 中裂する。裂片の先端は鋭くとがり,基部は心形になり,縁には重鋸歯がある。葉柄は葉身の4分の 1から2分の1の長さで2〜4cm。
 花期は5〜6月。複散房状の花序を有花枝の先端から下垂させる。
 花は 紅紫色 で10〜15個つき,雄花と両性花が混生する。がく片は長さ6〜7mmで暗紅色。花びら はがく片より短く淡黄色でそれぞれ5個。
 雄花のおしべは長さ5mmで8個あり,やくは黄色。果期は7〜9月。果実は翼果で2個 の分果からなり,分果の長さは25mm。


 2015.05.17  社山


 2015.05.29  奥日光 高山


 2006.05.21  西ノ湖


 2005.05.21  高山


 2005.11.07  西ノ湖