閉じる
ヒメシャクナゲ
姫石楠花
ツツジ科 ヒメシャクナゲ属

 北半球の亜寒帯から高山にかけて広く分布する。日本では,中部以北の本州と北海道の, 亜高山〜高山の湿原に生育する。
 茎の高さが10〜30cmの常緑小低木。枝先に数個の花をつける。
 花期は6〜7月で,長さ5mmほどの壺形の花ををつける。花は,先がわずかに5裂し, 外側に反る。
 葉は,広線形〜長楕円状披針形で光沢があり,縁が裏側に丸まる。
 尾瀬 戦場ヶ原 などの湿原が,生育地として知られる。和名は,小さな葉の形が シャクナゲ類 に似ることによる。
 花の色は,生育場所によって白に近い淡紅色から紅色まで変異が見られる。

 2011.06.04 戦場ヶ原


 2007.06.23 鬼怒沼


 2006.07.08 尾瀬沼




 2005.06.26 尾瀬ヶ原