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ホタルブクロ
蛍袋
キキョウ科 ホタルブクロ属

 全国に分布し,山野の林縁や草地に普通に見られる。丈は40〜80cmで,茎に粗い開 出毛がある。
 根生葉は卵心形で,花期には枯れる。茎葉は披針形で互生。下部の葉の葉柄には翼があ る。
 茎の上部に淡紅紫色の長さ5〜8cmの大きな釣り鐘状の花を下向きにつく。花びらは釣 鐘形で,浅く5裂する。
 名前の由来は,ホタルの虫かご説の他,提灯の古名「火垂る袋」説などがある。
 近畿地方以北から東北南部には,よく似た ヤマホタルブクロ が分布するが,両者は,ガク片の間の湾入部の違いで区別できる。ホタルブクロでは,ガ ク片の間に反り返った附属物があるのに対し,ヤマホタルブクロではガク片の間の湾入部が膨らみを 帯びている。


 2014.07.27  戦場ヶ原


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 2007.08.07  霧ヶ峰 (ヤマホタルブクロ)