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ホタルイ
蛍藺
カヤツリグサ科 ホタルイ属

 ほぼ全国の水田,沼沢地,ため池の湖岸などに生育する多年生の草本。
 花茎は真っすぐに立ち,断面は円形。ただしなめらかではなく,やや大きめの陵が並ぶ ので,多角形になる。
 高さは20〜60cmで,先端に2〜3個の小穂をつける。
 穂の下からは1つの苞が伸びるが,むしろ花茎の延長のように見え, 穂がその側面に出ると言った方が分かりやすい。
 苞の先端は細くなってとがる。 穂は丸い卵形で先端はとがる。
 鱗片が螺旋状に重なって,小さな松笠のような姿をしている。鱗片をはがすとその内側 には花がある。
 花は雌しべと雄しべ,それに針状の付属物がある。この付属物は花被に由来するものと 考えられる




 2010.08.09 月山 弥陀ヶ原