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ホウオウシャジン
鳳凰沙参
キキョウ科 ツリガネニンジン属

 山地の岩場に生育するイワシャジンの変種で,南アルプスの 鳳凰三山 意外では発見されていない。
 風化した花こう岩の岩場に,垂れ下がるように生えている。
 葉は線形で,母種よりも葉に厚みがあるが,全体に小形だ。
 岩の割れ目に根を下ろし,茎を垂下させる。茎から伸ばした柄の先に,数個の花が垂れ 下がってつく。
 花の大きさは15〜18mmで,釣鐘状の花びらは先が5つに裂ける。  絶滅危惧IB類
 写真のものは,鳳凰小屋の主人が,どこかから引き抜いてきて,小屋の前の石垣に移植 したもの。自然のものは見つけられなかった。


 2004.08.27  鳳凰 地蔵岳