イワアカバナ

イワアカバナ
岩赤葉菜
アカバナ科　アカバナ属

　ほぼ日本全国に分布し，山地や丘陵に生育する。湿地を好むため，滝の周囲や沢沿いなどに多い。
　茎は高さ５０cm程度で，多数枝分かれし，細く曲がった毛が生える。
　葉は対生で葉の縁にはかすかな鋸歯がある。
　花は，葉の基部に１個つき，白色又は淡紅色。
　アカバナと名前の付く植物は日本に１０種類以上あり，同定は難しい。 アカバナ では雌しべの先端が棍棒状になっているのに対し， イワアカバナ では雌しべの先端が球状になっている。
　名前は，花が赤いのではなく，秋に葉が赤く紅葉することからついた。