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イワハタザオ
岩旗竿
アブラナ科 ヤマハタザオ属

 中部以北の本州に分布し,山地の岩礫地などに生育する。丈は30cmほど。
 基部から地下茎が分かれ,茎はやせていて直立する。 根生葉はロゼット状で柄がある。 葉は鋸歯があり,基部は茎を抱く。
 花は白色で茎頂に総状につく。果実は長さが5cmほどで湾曲する。 花期は4〜6月。
 高山帯の岩礫地に生える旗竿の仲間には,富士山固有の フジハタザオ ,高山型の ウメハタザオ ,低山型の イワハタザオ などがあり,よく似ているので区別が難しい。
 この写真のものは,茎葉が茎を抱き,鋸歯が目立つので,イワハタザオと判断した。


 2011.06.19  那須 朝日岳