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イワナシ
岩梨
ツツジ科 イワナシ属

 北海道南西部から本州の日本海側に分布し,山地から亜高山帯の林縁に生育する。
 茎は赤褐色の粗い毛を持ち,地上を這って広がり,長さは10〜25cmになる。
 葉は短い柄で茎に互生し,やや革質。葉の形は卵形で先端は尖り,長さ4〜10cm。幅 2〜4cmになり,縁には褐色の粗い毛が生じる。
 花期は5〜6月。枝の先端に総状花序に3〜8個の淡紅色の花をつける。がくは深く5 裂し,長さ1cmの鐘形の花冠をつける。花冠は先端が5裂し広がる。おしべは10本。
 果実は緑色から赤褐色の果皮に包まれ,径1cmの扁球形のさく果となる。ナシのような 甘味があり,食用になる。 日本固有種


 2007.06.23  鬼怒沼


 2005.07.09  八幡平


 2011.06.12  尾瀬 沼山峠


 2018.05.04  尾瀬 三平峠