閉じる
イワオウギ
岩黄耆
マメ科 イワオウギ属

 中部以北の本州と北海道に分布し,亜高山〜高山帯の礫地や草地に生育する多年草で丈 は10〜80cm。
 花期は6〜9月で,茎の先に10〜30個の花が房状につく。花の色は黄白色で,花び らは蝶形。
 葉は,奇数羽状複葉で,小葉は5〜12対。
 オウギ ではなく,中国の薬草 黄耆 から。  タテヤマオウギ という別名もある。
 根は乾燥に耐えられるように木質になっている。
 雪田周辺などで群落を作ることが多い。
 シロウマオウギ, リシリオウギ などと花が似ているが,本種の方が穂が長い。
 また,イワオウギ属は,実が節果(鞘に節がある)であることからも他種と区別できる。


 2009.07.23  北アルプス 鷲羽岳


 2006.08.02  白馬岳


 2001.07.29  槍ヶ岳 飛騨沢