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カンボク 肝木 スイカズラ科 ガマズミ属 |
ほぼ全国に分布し,山地の上部から亜高山にかけて,日当たりの良い少し湿ったところ
に生育する,樹高2〜4mの落葉低木。 葉は枝に対生し,形は広卵形で3裂するのが特徴で,他の似た種との区別がしやすい。 葉の先端は尖り縁は全縁になる。 花期は5〜7月で,枝先にまとまって咲く花は花序の中心に小さな両性花があり,その 廻りに,花冠が純白で5裂する装飾花がつく。 アジサイ に似るが,アジサイの装飾花は4枚(ときに3枚)のがく片が 花弁状になったもの。 果実は楕円形で赤色から黒紫色に熟し,長さ7〜8mm。 材は白色で香気があり,日本では楊枝や房楊枝の材料として使われてきた。 また枝葉を煎じた液は止血効果があるとされ,切り傷や打ち身を洗う民間薬として利用 されてきた。 「肝木」の和名は、薬用として用いられた歴史に由来すると推定されている。 2014.07.06 戦場ヶ原 2013.07.07 戦場ヶ原 2011.07.03 戦場ヶ原 2011.08.28 戦場ヶ原 2009.10.23 戦場ヶ原 |