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カワラナデシコ
河原撫子
ナデシコ科 ナデシコ属

 本州から九州に分布し,山野の日当たりの良い草地や河原に生育する。栽培もされ,庭 などにも植えられる。
 丈は30〜100cmで,茎の先と上部の葉のわきに淡紅紫色の花をつける。がくは筒状 で先が5裂し,花弁は5枚。雄しべは10本,雌しべの花柱は2本。
 茎には明らかな節があり,赤紫色を帯びるものもある。
  タカネナデシコ に似るが,背が高く,生育場所の違いで区別できる。花びらの切れ込みも,タカネナデシコより浅い。
 細く切れ込んだ花びらが美しく,秋の七草の一つに数えられる。単に ナデシコ と言えば本種を指す。




 2005.08.09  北海道 襟藻


 2007.08.07  霧ヶ峰