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キクザキイチゲ
菊咲一華
キンポウゲ科 イチリンソウ属

 近畿以北の本州と北海道に分布し,山地の林縁や草地に生育する。丈は10〜20cm。 葉は2回3出複葉で輪生する。小葉は羽状に深く裂ける。
 花は,花茎の先に1個だけつける。花の大きさは25〜40mm。花びらのように見え るのはがく片で,8〜13枚あり,白色から濃紫色まで変化が多い。花茎は紫褐色をおびる。別名を キクザキイチリンソウ という。
 積雪地では雪解けの斜面などに可憐に咲く。名前は,花がキクに似ることによる。
 アズマイチゲ に似るが,アズマイチゲが全国に分布するのに対し,キクザキイチゲは近畿以北にしか分 布しない。




 2004.04.11 筑波山


 2005.04.09 筑波山


 2007.03.18 古賀志山


 2014.04.09 古賀志山