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キンコウカ
金光花
ユリ科 キンコウカ属

 近畿以北の本州と北海道に分布し,山地〜高山の湿地に生育する。
 丈は15〜60cmで,茎の先に枝を分け黄色の花を複数つける。花期は7〜8月で,明 るい黄色の花弁が放射状に開いた姿は,「金光」の名前を感じさせる。花びらは6枚。
 葉は剣状で,根生する。尾瀬の アヤメ平 はこの葉をアヤメの葉に見誤ってつけられたという。
 名前は,花の色を黄金の輝きに例えたもの。蔵王や尾瀬など,あちこちの湿原で大群落 が見られる。根茎は長く,よく分岐して大きな株に生育する。
 尾瀬では梅雨明けに花期を迎える。満開の大群落は,圧巻。花序は10〜20個の花が 集まったもので,各花の花糸には縮毛が密生する。


 2017.08.01  尾瀬ヶ原




 2012.7.24  尾瀬ヶ原


 2010.08.09 月山