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キヌガサソウ
衣笠草
ユリ科 キヌガサソウ属

 本州(中部以北の日本海側)に分布し,茎の高さ30〜80cmになる多年草。山地〜亜高 山の湿った林内や林縁に生育する。
 葉は倒卵状披針形で茎の先に7〜10枚輪生する。
 輪生した葉の中央から花茎を伸ばし,大きな花が1個つく。花の大きさは6〜7cmで花 びら (外花披片)は7〜10枚。
 キヌガサ(衣笠) とは,昔高貴な人の行列に用いられた絹などで作った傘のことで,葉の形をこの傘に見立 てた。葉の枚数や形,花びらの枚数や形が,生育地によって異なっていることが面白い。


 2001.07.29  槍ヶ岳 飛騨沢


 2005.06.25 尾瀬


 2005.07.28 鹿島槍ヶ岳


 2006.07.01 西穂高岳


 2007.07.24 白馬岳


 2008.07.20 薬師岳


 2009.07.23 三俣蓮華岳


 2009.07.24 薬師沢


 2013.06.28 尾瀬


 2015.07.02 尾瀬