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コケイラン
小ケイ蘭
ササエビネラン科 コケイラン属

 ほぼ全国に分布し,腐植質の多い山地の湿った林下に生育する多年草。丈は30〜40 cmで,花茎の先に総状の花序をつける。花茎には葉は無く,基部には2枚の膜質のさや状の葉がある。
 花期は5〜7月で,花序の長さは10〜30cm。花の色は,唇弁は白で,側弁とがくは 黄褐色。大きさは8〜10mm。花びらは,唇弁1,側弁2,上がく片1,側がく片2。
 葉は卵球形の偽りん茎から,披針形の葉を1〜2枚が出る。葉の長さは20〜30cmで, 幅は1〜3cmで,越年して,開花の頃に枯れる。
 湿った林内の日陰に地味な色合いの花をつけて咲き,別名を ササエビネ という。


 2014.06.27  雄国沼


 2009.07.11  尾瀬 三平峠