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コメバツガザクラ
米葉栂桜
ツツジ科 コメバツガザクラ属

 中部以北の本州と北海道に分布し,亜高山帯から高山の砂礫地,岩礫地に生育する常緑 小低木。
 茎は地上を這い,上部が直立して高さは5〜15cmになる。葉は短い柄をもって茎に3 枚輪生し,革質で形は楕円形になり,長さ5〜10mm、幅3〜5mmになる。縁はすこし裏面にまくれ, 葉裏はやや黄緑色を帯びる。
 花期は6〜7月。枝の先端に花序をだして3個の花をつけるが,ときに3本の総状花序 をつけ,3個ずつ花をつける。花冠は白色で,長さ4〜5mmになるつぼ形になり,先端は浅く5裂す る。雄しべは10本ある。果実は径3mmのさく果。
 他の ツガザクラ とは葉の形も違う別の種。 コケモモ にも似るが,コケモモの花は釣り鐘型で,葉は互生
 私は,この花を,この写真を撮影した 那須朝日岳 で初めて見た。


 2011.06.19 那須 朝日岳




 2018.06.13 八ヶ岳