閉じる
コメツツジ
米躑躅
ツツジ科 ツツジ属

 ほぼ全国に分布し,山地から高山の岩場や風衝地に生育する落葉低木。樹高1mほどで, 茎の先に枝を分けて,1〜4個の花をつける。
 花の大きさは1cmほどで,日本産のツツジ類では最も小さい。花びらは釣り鐘型で,先 が大きく4〜5つに裂ける。雄しべは放射状に広がり,花冠から突きだしている。がくは小さい。花 の色は白いが,ときに淡紅色を帯びることもある。
 葉は,細かく,枝先に輪生状につき,長さ10〜15mm。葉脈は網状で,表面には毛が 生えている。
 花冠が筒型で,雄しべが花冠から飛び出さない変種は, チョウジコメツツジ と呼ばれる。
 名前は,白色の蕾が米粒に似ていることからついたという。


 2001.07.14 女峰山


 2009.07.21 折立


 2009.07.25 折立