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コヨウラクツツジ
小瓔珞躑躅
ツツジ科 ヨウラクツツジ属

 九州以北の冷温帯から亜寒帯の陽の当たる林縁,落葉低木林内に生育する落葉低木で, 丈は1〜2m。
 葉は長さ2〜4mmの葉柄をもって枝に互生するが,枝の先端に集まってつくので,輪生 のように見える。葉身は長楕円形で,長さ2〜5cm,幅1〜3cm。先端は尖り,葉の表面と縁にあら い毛が生える。葉裏には,主脈に粗い毛があり,側脈にも毛が散在する。
 花期は5〜6月。花は長さ1〜2cmの花柄の先端に下垂してつく。花冠は長さ5〜6mm あり,黄緑色から赤褐色でゆがんだつぼ型をし,先端が5裂し外側へ反り返る。花柄には腺毛が散生 する。
 名前は,花の様子が仏像が身につけている装身具( 瓔珞 )に似,花が小さいことによる。


 2004.06.13 太郎山


 2011.06.12 尾瀬沼


 2011.06.19 那須 南月山