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クモマミミナグサ
雲間耳菜草
ナデシコ科 ミミナグサ属

 北アルプス北部に限定して分布し,高山帯の岩礫地に生育する多年草。白馬連峰に多い。 丈は10〜20cmで,茎葉は,ねずみの耳のような形の葉が対生している。
 花期は5〜8月で,花は直径15mmほどの白色。花弁は5枚で先はやや丸みを帯び,中 程まで2つに別れているので10枚に見える。この2つに分かれたものがさらに2つに分かれたもの を ミヤマミミナグサ と言い,八ヶ岳や南アルプスに生える。
 別名 タカネミミナグサ
 本種はミヤマミミナグサの変種と言われる。 日本固有種

 2006.08.02 白馬岳