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ミヤマコゴメグサ
深山小米草
ヒナコゴメグサ
雛小米草
ゴマノハグサ科 コゴメグサ属

 近畿以北の本州に分布し,山地〜高地の草地や砂礫地に生育する1年草。花は葉の腋に 1個つく。花びらは唇形で,下唇は3つに裂ける。
 高山で見られるコゴメグサは, 本種と ヒメコゴメグサ の2種。ヒメコゴメグサの方が小型で,葉が丸みを帯びている。
 本種は ヒナコゴメグサ という別名も持つ。紛らわしい。
 小さな花から小米草という名前がついた。
 葉の形は倒卵形で茎に対生する。葉の縁にはギザギザがありその先はとがる。
 花冠には紫色の筋があり,下唇内側には黄色い丸班がある。外見上の変異が非常に大き い種。
 高山植物としては珍しく1年草なので,生育条件によっては,2cmほどの非常に小さい 背丈でも花を咲かせることがある。


 2010.08.23  白馬岳