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ミヤマザクラ
深山桜
バラ科 サクラ属

 ほぼ全国に分布し,山地から亜高山の下部にかけて落葉樹に混じって生育する。幹の高 さは10〜15mになる。
 葉は互生し,楕円形〜広楕円形で,基部はくさび形〜切形。葉は,先が尾状に尖り縁に は大きな切れ込みのある重鋸歯がある。 花は葉が完全に開いた後に咲く。
 枝分かれした枝先に,直径20〜25mmの白色の花を総状に多数つける。長い花柄の基 部には葉状の苞葉がある。
 花びらは5枚で,花弁の先はへこまない。小さいために開ききると重なりあわない。伸 びて突き出ているおしべが特徴的だ。おしべの先端は黄色。
 果実は直径6mm前後の球形で、赤色から紅紫色になり熟す。果実には苞葉が残る。


 2018.06.13 茶臼岳


 2012.06.17  戦場ヶ原


 2009.06.13  赤城 黒檜山


 2008.06.15  戦場ヶ原