閉じる
ナギナタコウジュ
薙刀香需
シソ科 ナギナタコウジュ属

 ほぼ全国に分布し,山野の林縁など日当たりの良いところに生育する。丈は30〜60 cmになる1年草で,枝の先に花穂を出し,片側に偏って花をつける。
 花期は9〜10月で,花の色は淡紅紫色。花びらは唇形で,縁は細かく裂ける。花の大 きさは5mm。
 葉は卵形〜狭卵形で,茎に対生する。 茎は鈍い稜のある四角形で,毛がある。
 花穂がナギナタ状に反り返ることからこの名がある。小花は花穂の外側に偏ってつき, 開花すると花穂全体が内側に曲がる。
 全体に強い香りがあり,葉をもむと特に強い香りがする。良い香りとは言えないが,ネ ズミ除けに有効だという。


 2006.10.08 浅間山


 2018.09.19 戦場ヶ原