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オオバミゾホオズキ
大葉溝酸漿
ゴマノハグサ科　ミゾホオズキ属
　中部以北の本州日本海側，北海道に分布。亜高山帯の水湿地や渓流沿いでよく見かける 多年草。高さは１０〜３０�僉�
　葉は長さ２５〜３０mmの卵形で無柄。茎には対生する。縁に刺のような鋭い鋸歯を持ち， しなやかで， 葉柄はない。鋸歯の先が尖らず，葉柄があるのは ミゾホオズキ
　花期は７〜８月。花は上部の葉腋に１個つき，花冠は筒型で長さ２５〜３０mm。花びら は唇形で，上唇は２つ，下唇は３つに裂ける。下唇には赤い斑点がある。花後に，萼片が実をホオズ キのように包むのでこの名がついた。別名 サワホオズキ
　亜高山の渓流沿いを代表する花で，本種を見つければ水場が近いことが分かる。
　低山から山地の，溝や湿地に生育する ミゾホオズキ は，本種より葉も花も小さい。 ミゾホオズキ では，葉は卵形で対生し，下部では葉柄があるが，上部では葉柄は短くなり，最上部では 無柄となる。全体に柔らかく無毛。

　2018.07.03　尾瀬沼畔

　2017.07.15 　尾瀬　大江湿原