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オサバグサ 筬葉草 ケシ科 オサバグサ属 |
中部以北の本州に分布し,亜高山帯の針葉樹林の中に生育する多年草。日光が直接当た
らない薄暗い林床を好んで生育する。丈は15〜25cmになる。 花期は6〜7月で,茎の先に白い花を下向きにまばらにつける。花の大きさは4〜6mm で花びらは4枚。 葉の形は倒披針形で羽状に深く裂け,シダのように見えるがシダの仲間では無い。葉は 根生。葉の形を,織物を織るときに用いる櫛の形をした道具「筬(オサ)」に見立てた。 多雪地帯に分布し,冬の間は雪に埋もれて保温され,葉が凍結することも無く越冬する。 1属1種で日本固有 2008.06.29 早池峰山 |