閉じる
レンゲツツジ
蓮華躑躅
ツツジ科 ツツジ属

 北海道南部から九州に分布し,低山から亜高山下部の日当たりの良いやや湿った草原や 林内,林縁などにに生育する,高さ50〜150cmの落葉低木。
 葉は枝先に集まってつき,長さ5〜10cm。薄く縁は全縁。両面の脈上にはまばらに剛 毛が生え表面にしわがある。
 新葉とともに開花し枝先に朱色の花を数個つける。花冠は直径5〜8cm。蕾の様子が蓮 華に似ているから名前がついた。花の色が黄色いものは, キレンゲツツジ と呼ばれる。
 レンゲツツジの葉や根には有毒成分が含まれていて,動物たちはそれを知っているため に食べない。このため放牧地ではレンゲツツジばかりが生き残って群落が形成されやすい。


 2018.06.03 那須沼原


 2017.07.03 尾瀬ヶ原


 2016.06.10 日光湯元


 2006.07.08 尾瀬沼