サラシナショウマ

サラシナショウマ
晒菜升麻
キンポウゲ科　サラシナショウマ属

　ほぼ全国に分布し，山野の林の中に生育する。茎の高さは１ｍ前後で，花は，花茎の先に房状につく。
　花の大きさは１２mm程度で，雄しべの花糸が目立ち，白いブラシのように見える。花びらは，雄しべの中のややはばの広いもの３個。がく片は，花が咲くと直ぐに落ち，多数の雄しべが花になる。
　サラシナ は，若菜を茹でて晒して食用にしたこと， ショウマ は根茎を乾燥したものが生薬「升麻」と呼ばれることによる。
　ショウマと名前のつく植物は多いが，近縁には，葉が大きく，１回３出複葉で小葉が円心形の オオバショウマ がある。