センジュガンピ

センジュガンピ
千手岩菲
ナデシコ科　センノウ属

　中部以北の本州に分布し，山地～亜高山帯の林縁の草地に生育する多年草。丈は４０～１００cmで花の大きさは２０～２５mm。白い５枚の花びらは，先端が浅く２つに裂け，裂片は更に細かく裂ける。
　花弁や雌しべ，雄しべの先端はいずれも白い。花弁の根もとは葉色と同じ緑色で，全体が白と緑で統一されており，清々しく清楚。
　茎は細くしなやかなので，倒れるようにして咲いていることが多い。葉は披針形～広非線形で，茎に対生する。
　ガンピ はフシグロセンノウに似た中国の花。（和紙の原料になるガンピとは別） センジュ は日光千手ヶ浜に由来。