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シラカンバ
白樺
カバノキ科 カバノキ属

 中部以北の本州と北海道に分布する,落葉高木で樹高は20mにも達する。本州では山 地〜亜高山帯に分布するが,北海道では平地にも見られる。
 樹皮は,若木では褐色だが,一般に粉白色で,薄く剥離する。
 葉は,三角状広卵形で,互生する。長さ5〜7cmで,基部はおおむね切形。
 5〜6月,新葉とともに開花し,雄花序は前年に延びた長枝の枝端に下垂し,雌花序は 短枝の先に直立する。果序は短枝の先に垂れ,円筒形で長さ3〜5cm
 高度によって ダケカンバ と棲み分ける。本州中部では,その境界は概ね1500mだ。両者はよく似ているが,い くつかの点で区別することができる。最も確実なのは,葉脈の数の違いだろう。 シラカンバ では,葉脈が6〜8対であるのに対し, ダケカンバ では8〜12対になる。


 2015.05.22 戦場ヶ原


 2012.05.20 奥日光大岳


 2018.05.11 西ノ湖