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シラネアオイ 白根葵 シラネアオイ科 シラネアオイ属 |
中部以北の本州(主に日本海側)と北海道に分布し,山地から亜高山の林内,雪渓周辺な
どに生育する。丈は15〜60cmで,花は,大きな2枚の葉の上に伸びた花茎の先に1個だけつける。
葉は,掌状に5〜11裂する。
シラネアオイ
は,
1科1属1種
の
日本特産の種
で,花びらのように見えるものは萼の変わったもの。 シラネアオイ の シラネ は 「日光白根山」 であり, アオイ は 葵の花 のことである。白根山の標高2000m付近にある 弥陀が池 の北西にある 座禅山 の斜面は,かつては シラネアオイ の群生地だった。 1990年 頃までは大群落が見られたのだが, シカの食害 などでその数を減らし,その後数年で 殆どが姿を消した 。毎年,その時期に,シラネアオイを見ることを楽しみに奥白根山に登っていたのだが,し ばらく登るのをやめた。 最近になって, 電気柵 などが設置され, シラネアオイ 等の積極的な保護(復活)処置がスタートした。その効果があって,名前の基になった 日光白根山 で シラネアオイ が復活しつつある。 2003.06.29 奥白根山 2002.06.29 会津駒ヶ岳 2004.06.06 白毛門 2005.07.09 八幡平 2008.06.30 秋田駒ヶ岳 2015.05.26 佐渡 |