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シラタマノキ
白玉ノ木
ツツジ科 シラタマノキ属

 中部以北の本州と北海道に分布し,亜高山から高山の草地,林縁等,比較的乾燥した場 所に生育する常緑小低木。
 高さは10〜30cmで,葉は互生し、鋸歯を持つ楕円形で3cm程度の大きさ。
 花期は7〜8月で,葉から花茎を伸ばし5mm程度の, ドウダンツツジ のような釣鐘型の花を1〜6個つける。花は実ほどには目立たない。花の先端はつぼまり, 5裂し,裂片は反り返る。
 9月頃,がくが肥大して果実を覆い,直径6mmほどの白い玉状になることから シラタマノキ の和名がある。これを潰すとサリチル酸の臭いがする。
 赤い実のなる イワハゼ アカモノ と言うのに対し,これを シロモノ という。


 2001.07.14 女峰山


 2007.09.09 浅間山


 2007.10.04 五龍岳


 2008.09.29 茶臼岳


 2009.10.10 尾瀬沼山峠