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ソバナ 岨菜 キキョウ科 ツリガネニンジン属 |
本州〜九州に分布し,山地の林縁に生育する多年草。斜めに伸びた茎の先に紫色の釣鐘
状の花を咲かせる。 花期は8〜9月で,茎の頂きに円錐状に下向きにつく。花の大きさは2〜3cmで,先の 広がった釣鐘の先は5裂し,裂片の先は外側にそる。花序の柄は下ほど長く,上ほど短い。 葉の形は卵形〜広披針形で,茎に互生する。 ソバナ は 蕎麦菜 ではなく 岨菜 。岨道(山の斜面に付いた道)に多い菜という意味。 ツリガネニンジン では,茎が直立し,花が左右にバランス良く付くのに対し, ソバナでは茎は斜めに立ち上がり,花は片側にだけ付く。 2003.08.22 八ヶ岳南沢 2008.08.07 白山 2010.07.28 会津駒ヶ岳 |