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ショウジョウバカマ
猩々袴
ユリ科 ショウジョウバカマ属

 ほぼ全国に分布し,平地から高山までの谷間,林内の湿った場所に生育する常緑の多年 草。
 葉は根もとから四方に出,花茎は新葉より早く出て,高さは10〜30cmで,花後には 50〜60cmになる。
 茎の先端に淡紅〜紫紅色の花を4〜5個総状につける。花の大きさは,長さが10〜 15mm。
 咲き始めは雌性期で柱頭が突き出ており,開花後は雄しべが伸びて雄性期になる。
  雪渓が消えた後,最も早く咲く花だ。
 ショウジョウ (猩々)は猿のことで,花が,赤い猿の顔を, ハカマ (袴)は葉の様子から付けられた。


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