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タカネヒゴダイ
高嶺平江帯
キク科 トウヒレン属

 本州中部の高山の礫地に生育する多年草で,丈は10〜20cm。花は,茎の先に1〜3 個つく。茎や葉柄にひれ状の翼が目立つ。
 頭花の大きさは20mm前後。 舌状花がなく舌状花だけなので アザミ のように見える。 雄しべの2本の柱頭が,アザミでは真っ直ぐであるのに対し, トウヒレン類 では左右に開いているので区別できる。
 葉の形は卵状長だ円で先が尖り,縁にはギザギザがある。根生し,茎葉は互生する。
 本種は ヤハズヒゴダイ の変種で,さらに ミヤマヒゴダイ (中部太平洋側), シラネヒゴダイ (南アルプス)と細分することもある。 日本固有種


 2013.08.19 八方尾根


 2010.08.23 白馬岳


 2007.08.24 富士山


 2007.08.06 北横岳


 2006.08.26 甲斐駒ヶ岳